ビジネスの怖さと信頼の大切さ ~長く続く人の共通点~

インターネットビジネスは便利で、自動化することもできます。 しかし、便利な反面、小さなミスで、大きな影響を出してしまうことが、実際にあります。

信用を得ることは、本当に多くの時間がかかりますけど、その信用を失うことは一瞬であるため、ビジネスの怖さも、しっかりと認識をしておきましょう。



目次

ビジネスの怖さを認識すること

インターネットビジネスの最大の怖さは、小さなミスが、大きな影響を引き起こしてしまうことがあるということです。

たとえば、ファイルを消すことは、簡単にできてしまいますし、プログラムは、1文字間違えただけで、大きな影響を引き起こしてしまいます。

また、メールの送信についても、「メールの送信ボタン」を押せば、一瞬で相手にメールが届きますよね? これはとても便利ですが、便利な反面、一度送ったメールを取り消すことはできません。

そのため、社内に送るはずだったメールを間違えて、外部の人に送ってしまうことも、実際にあります。 送ったメールを取り消すことはできないので、これによって、大きな影響が出てしまった という人もいました。


ほかにも、あまり良い例ではないのですが、株式市場で、「61万円で1株を売る」つもりが、入力を間違えて、「1円で61万株を売る」という注文を出してしまい、大きな損失になったというニュースもありました。

あまりにも金額が大きかったし、色々な人たちの関係もあると思うので、このような形で例に使うのはあまり良くないと思うのですが、、、インターネットでは、このような入力ミスをしただけで、大きな損失に繋がる世界ということを、しっかりと認識してください。

インターネットは便利な反面、ほんの少しのミスで、とても大きな損失を出してしまうような、本当に怖い世界ということです。

インターネットの世界は、ちょっとしたミスで、大きな損失を出してしまう怖い世界。


私もサラリーマンの新人時代に、プログラムの中の「:(コロン)」と、「;(セミコロン)」の入力ミスしたことがあります。 一行だけ、「: (コロン)」を、「;(セミコロン)」と入力ミスしてしまい、それだけで、とても大きな損失を出してしまいました。

今でも、そのミスをしたときのことを夢に見るくらい、辛い思い出で、夢で思い出すたびに、「もう勘弁してくれ・・」と思うほどです。

インターネットの世界は、たった1文字間 違えただけで、信じられないくらいの影響や損失が出てしまう世界です。 このように、「インターネットは怖い世界」ということを、しっかりと認識してくださいね。


なお、世界一の投資家であるウォーレンバフェットも、「それなりの評判を得るには20年かかるが、その評判はたった5分で崩れることがある」と言っていました。

人から信用を得ることは、本当に時間がかかります。 しかし、その信用を失うのは一瞬ということを、理不尽だと思いますが、しっかりと認識しておきましょう。 これがビジネスの世界ですし、このようなビジネスの怖さを認識した中で、仕事を進めていく必要があるということです。

1つのビジネスが永遠に続くことは無い

どんなビジネスも、永遠に上手くいくことはありません。 時代が変わったり、同じようなサービスを提供する人が出てきたり、大手企業が参入してくることもあります。

だからこそ、常に人の声を聞いて、勉強しながら、継続的に作業を続けていくことになります。


たとえば、ホームページを作って、そのホームページで売上が上がり、どんどん業績が伸びたとします。 そして、そのサイトで月100万円くらいの収入を安定して得られるようになると、安心した気持ちや余裕が、出てきてしまいます。

しかし、現在の状況に安心して、余裕が出てきてしまうと、あとは落ちていくだけです。 飛行機も、空を安定して飛んでいるときに、エンジンを止めてしまったら、あとは落ちていくだけですよね?

調子の良いときに安心してしまい、作業を止めてしまうと、あとは落ちていくだけ。継続して作業をし続ける必要がある。


「安定は安心」と考えて、作業を止めてしまったり、考えることを止めてしまったりするのではなく、常に人の声を聞いて、勉強しながら、継続的に作業を続けていくことが必要になるということです。

悪くなったときのことも想定しておく

良いことばかりを考えていると、悪くなったときに、対応することができません。 逆に、悪くなったときのことを考えておくと、本当に悪くなったときに、対応することができます。

だから、ビジネスは「ネガティブ」に考えて、常に悪くなったときのリスクを想定しておくことも必要です。

先ほどの飛行機の例でも、飛行機が普通にフライトをしているのは、当たり前ですよね? でも、万が一、片方のエンジンが停止してしまった場合でも、対応できるようにしておく必要があります。

もし、リスクや悪くなったときのことを想定しておかなければ、対応することができなくなって、墜落してしまうかもしれません。 だから、事業が安定しているときほど、リスク(悪くなったとき)のことも想定しておくことが必要です。

「大丈夫!」とポジティブな考え方もいいと思いますが、ときにはネガティブに考えて、常に、悪くなったときのリスクを想定しておくこと<が、長期的に事業を続けていけるポイントになるということです。

入金が先。サービスの提供は後。

ビジネスの安定性を保つために必要なことは、先にお金をもらったあとに、サービスを提供することです。 世の中には、色々な人や考え方の人がいるため、商品やサービスを受け取っても、お金を払わない人が、少なからずいるからです。

もちろん、このような人はほとんどいませんが、世の中には、色んな人や考え方の人がいるので、ビジネスの安定性を保つためには、先に入金してもらってから、商品やサービスを提供した方が良いです。


たとえば、私は昔、時間制でコンサルティングをしていたことがありました。

スカイプで会員さんと話していて、終了の時間になってしまったときに、その人から、「他に教えて欲しいことがあります」と言われたので、時間を延長して、コンサルティングを行いました。 そして、延長料金については、「後払いでいいですよ」と伝えました。

そのときは、「成功してもらいたい」と思って、私も一生懸命にコンサルティングをさせていただきましたし、その会員さんも、「ありがとうございます!」と喜んでくれましたよ。

でも、振込先を伝えても、結局延長した分の料金の振り込みもなく、そのまま連絡が取れなくなりました。


大した金額ではありませんし、そのお金が欲しかったわけではありませんが、「一生懸命 伝えたのに裏切られた」という気持ちになり、気分が悪いですよね。

ビジネスの安定性を保つという理由だけでなく、気分が悪くなったり、人間不信になったりしないようにするためにも、先にお金をもらうべきです。

つまらない気持ちになっても仕方がないのですから、きちんと先にお金をいただいて、サービスを提供する流れにしましょう。

ビジネスをするなら、先にお金をいただいてから、サービスを提供するべき。


あと、お金は後払いだったとしても、何かサービスを受け取ったら、お金はすぐに払った方が良いです。

ビジネスは、価値と価値の交換であり、価値のあるものを提供した代わりに、「価値を数値化したものであるお金」が早く支払われたら、サービスを提供した側も、気分が良くなるからです。

これはとても大切なことなので、相手の気持ち良くなるように、サービスを受け取ったら、お金だけはすぐに払うようにしましょうね。

自分の努力が必要ないものは、絶対にやらない

・自分が主導権を取れないものは、絶対にやらない。
・自分の努力が必要ないものは、絶対にやらない。


たとえば、「年利30%、元本保証!」の言葉に対して、「本当か嘘か」を考える前に、自分の努力が必要かどうかで判断をして、自分の努力が必要ないものは絶対にやらないようにしてください。

「私も自分の努力が必要ないものは、絶対にやらない」というルールを持って、生きています。


また、お金を預けて、プロに運用してもらう「投資信託」も、私はやりません。 なぜかというと、そこに自分の努力が必要ないからです。 また、「どの銘柄を買うか」などの決定権も自分に無いので、自分のスキルが上がっていきません。

逆に、投資信託ではなく、自分で投資をやって損をしたら、自分の責任になるため、諦めもつきますし、その後にもっと勉強すれば良いだけですよね。


もちろん、投資信託は、ちゃんとした企業がやっていれば、「損をしても仕方がない」と割り切れるかもしれませんが、、、詐欺に合うものは、ほぼ間違いなく、自分の努力が必要ないものですよ。

具体的には、「お金を預けるだけで、年利30%を保証します。元本保証します。リスクは全くありません!」というようなものですね。 私のところにも、しょっちゅう このような話がきます。

ラクして、簡単に、すぐに儲かりますよ!という話は、間違いなく詐欺。自分の努力が必要ないものには、絶対に手を出さないこと。


以前、実際にあった話ですが、「仮想の世界の土地を買っておけば、現実の世界の土地と同じように値上がりしますよ!」というものがありました。

「今なら、仮想の世界の渋谷の土地が、超低価格で購入することができるチャンスです!500万円を預けて仮想世界の渋谷の土地を買えば、数年後に5億円ぐらいになります!」というような儲け話です。


しかし、実際の仕組みや、「儲かる・儲からない」ということなど、どうでもよくて、要するに、「そこに自分の努力が必要なのか、必要無いのか」ということが重要です。

そして、「自分の努力が必要ないものは、絶対にやらない」というようなルールを持つようにしましょう。 (もちろん、この仮想の土地は、値上がりすることなく、元本も返ってこないまま破綻したそうです)


あと、たとえば、「年利30%を保証します。元本も保証します。」という話に乗って、実際にお金を預けるとします。 そうすると、最初は、実際にお金が振り込まれます。

そして、信用させて、「本当だ!」と思わせた後に、もっと大きなお金を預けさせる話を持ち出します。 そして、もっと大きなお金を預けさせたところで、音信不通になるというのが、詐欺のパターンです。


「年利30%、元本保証します。リスクがありません」というのが、本当か嘘かを考える前に、「自分の努力が必要かどうか」で判断して、自分の努力が必要ないものには絶対に手を出さないということを、ルールとして決めておくようにしましょう。

なお、このような詐欺の手口については、詐欺の手口には、どのようなものがあるのか のページで詳しくお伝えしていますので、良かったら見てみてください。

まとめ

インターネットビジネスは、自動化ができるため、とても便利なものですが、その反面、小さなミスが、大きな影響を出してしまう世界です。 だから、それだけ怖い世界ということを認識して、作業していくことが必要になります。


また、1つのビジネスが、永遠に続くことはありません。 安定しているからと言って、そこで作業を止めてしまうと、あとは落ちていくだけです。

だから、常に頭を使って、お客さんの声を聞きながら、さらに良いものにバージョンアップしていくことが必要になります。 安定したからと言って、何もしないと、あとは落ちていくだけということを、しっかりと認識してください。

良いときに休むのではなく、良いときも、さらに努力し続けないと、ビジネスは長続きしない。


あと、良いことばかりを考えていると、悪くなったときに、なかなか対応することができません。 逆に、悪くなったリスクのこともしっかり考えておくと、実際に悪くなってしまったときに、対応することができます。

だから、ポジティブに考えるのではなく、ときにはネガティブになって、リスクのことをしっかりと考えることが必要です。


そして、ビジネスの安定性のためも、サービスや商品を提供する前に、お金をいただくようにしましょう。 世の中、いろいろな人や考え方の人がいるので、必ず先にお金をいただいて、その後に、サービスや商品を提供するようにしてください。


最後に、自分の努力が必要ないものは、絶対にやらないようにしましょう。 たとえば、「年利30%で元本保証!リスクはありません!」といった言葉は、どこの世界に行ってもたくさんあります。

だけど、それが本当か嘘かを考える前に、自分の努力が必要か、必要でないのかが重要になります。 自分の努力が必要ないものは、あとに何も残らないし、そもそも詐欺なので、絶対にやらないというルールを、しっかりと決めておくようにしましょうね。

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