失敗が怖いのは普通のこと
「失敗するのが怖い。失敗が怖くて行動ができない」という気持ちは、よく分かります。
なぜなら私は、誰よりも失敗してきた経験があるからです。
たとえば、私の人生の中で最も大きな失敗からお伝えすると、サラリーマン時代に、
「:(コロン)」と「;(セミコロン)」の入力を間違えてしまって、大規模なシステムを止めてしまい、
3万人くらいにメールが届かなくなった、というトラブルを起こしたことでした。
大手プロバイダーの利用者のメールが届かなくなってしまい、実際にニュースサイトに載ったくらいですからね。。。
とても影響が大きかったので、あのときは、本当に消えて無くなってしまいたかったです。
ほかにも、一億円くらいするサーバを台車に乗っけて運んでいるときに、柱にぶつけてしまい、
サーバが動かなくなってしまったことや、広告の設定ミスで、わずか2時間で21万円を損してしまったこともあります。
また、大学生のときにスポーツクラブでアルバイトしていたときも、ミスばかりしていて、入会受付などに不備があり、
お客さんに謝ったことは何度もありましたし、変な「ねずみ講」に引っかかって、3万円を損したこともありました。
車の免許証の更新を忘れて失効してしまい、車の免許を最初から取り直すという、ただのバカと言えるような失敗もしましたし、
部活の試合会場を間違えて、行ったところに誰もいなかった、、、ということもありました。
まぁ大きな失敗からバカな失敗まで、私の人生、本当に失敗だらけでしたよ。
実際に、人と一緒にいるときも、「こういう言い方をしなければよかった…」と思うことは、今でも しょっちゅうあります。
人生で、「私よりもたくさんの失敗をしてきた人は、ほとんどいないんじゃないかな?」と思えるほど、失敗してきた人生でした。
どうすれば失敗をしないのか?
誰よりも失敗してきた私が分かったことですが、失敗やミスが続くと、「人に言えなくなってくる」ということです。
たとえば、私はサラリーマンの新人時代、1日に少なくとも3回くらいはミスをしていたのですが、
あまりにミスが多くなってくると、人に言うことができなくなるのですよね。。。
「ミスばかりして恥ずかしい」、「怒られたくない」、「情けない思いをするのはイヤだ」という気持ちから、
ミスを隠すようになってしまうということです。
でも、ミスを隠すと、あとで発覚したときに、もっと怒られます。
そのため、いつもハラハラ・ドキドキした気持ちで仕事をしていましたし、ミスを隠していたことがバレて怒られたときは、
本当に情けなくて、恥ずかしくて、「俺はやっぱりダメな人間だな…」という気持ちになっていました。
ただ、そんなダメだった私ですが、自分なりに、「どうやったらミスを減らせるのか」ということも、考えていきました。
そこで私が分かったことは、「この確認作業をしたから、ミスはありません」という証拠を出すことです。
知識と技術がない状態だと、どうしてもミスというのは出てきてしまいます。
そこで、作業が終わったあとに、「この確認作業をしたから、ミスはありません」という証拠を、上司に出す(報告する)ようにしたのですよね。
仕事では、この「確認作業」というのが、本当に大切ということが分かって、確認作業をしっかりと行えば、
もし作業にミスがあっても気づくことができますし、大きな問題になることはほとんどありません。
また、上司に「このような確認作業をしました」という報告をすれば、もし万が一、ミスがあったとしても、
上司のせい(私の責任はかなり軽減される笑)ということが分かりました。
これは、私が「:(コロン)」と「;(セミコロン)」の入力ミスをしたときに、本当に痛感したのですが、
たったこれだけの入力ミスで、大規模な障害になってしまうのですよ。
本当に「割が合わない」というか、こんなミスを防ぐのは、人間である以上 無理だと思いました。
そこで分かったことが、「確認作業の大切さ」です。
人はミスをするものだけど、確認作業をしっかりと行うことで、ミスがあったとしても気づくことができるようになりました。
あとは、「とにかく頭を使いながら生きていくことが大切」ということです。
私はずっと、頭を使うことが苦手で、考えることが嫌いな人間だったのですが、失敗しないためには、
自分が過去にした失敗や、他の人がした失敗も、覚えておくことが必要なのですよね。
たとえば、私はよく忘れ物をしていたのですが、忘れ物を防ぐためには、そもそも物を置かなければ良いということが分かりました。
具体的には、外出先のトイレに行ったときに、財布や携帯などをトイレに置いてしまうと、忘れる可能性がありますよね?
でも、そもそも物を置かなければ、忘れ物をすることがありません。
また、外出先で、ご飯を食べたときは、帰る前に必ず席やテーブルを確認する、という手順を決めました。
これは、「確認作業」になるのですが、最後にこのような確認をすることで、忘れ物を防ぐことができます。
これによって、私は外出先で忘れ物をすることは、ほぼ無くなりました。
あと私は、物忘れも多かったのですが、これについては、メモを取ることで防げるようになりました。
具体的には、パソコンのメールソフトを立ち上げると、「やることリスト」が表示される設定にしていて、
私がやることは、すべてそこで管理をするようにしています。
やることを暗記していると、忘れてしまう可能性があるのですが、やることができたときに、
すぐに「やることリスト」にメモをすることで、忘れることは ほぼ無くなるということです。
ちなみに、「やることリストに書くことを忘れることもあるのでは?」と思うかもしれませんが、これは習慣にすることで、ほぼ無くなります。
「習慣」というのは本当に最強で、自分がやることが習慣になれば、「やらないと気持ち悪い」という感じになるので、やるようになるのですよね。
これによって、何かをやり忘れることは、私はほぼ無くなりました。
ほかにも、お店のレジでお金を払って買った商品を忘れそうになったり、床に落としたものを拾って起き上がったらテーブルに頭をぶつけたり、
自転車や車の鍵を手で持っていて、落としたら、運悪く道の「側溝(雨水などを排水するやつ)」に落ちたりなど、
失敗のパターンって、けっこう同じようなものがあるのですよね。
このようなパターンを覚えておき、常に頭を使いながら生きていることで、失敗することはどんどん無くなっていきます。
失敗しないためには、確認作業をしっかりと行うということと、自分の過去の失敗だけでなく、他の人の失敗も覚えておいて、
同じ失敗をしないために、常に頭を使いながら生きてくことが大切、ということを私は学びました。
大切なことは、失敗したら反省して次に活かすこと!
それでも、人間である限り、失敗することはあります。
でも、それは仕方ないのですよね。。。
人間はコンピュータではないため、忘れたりミスをすることもありますし、調子の良いときも悪いときもあるからです。
だから、大切なことは、「もし失敗をしたら、反省して次に活かす」ということです。
私はこれは、サラリーマン時代に上司に言われた言葉ですが、「お前は反省をしていない。だから同じミスを繰り返すんだ」と言われました。
「俺は悪くない」、「こっちの方が悪い」という形で反省をしていないと、その経験を忘れてしまう(身になっていない)のですよね。
同じミスを繰り返さないために、失敗をしたときは、まず反省をして、自分の何が悪かったのかを考えて、その経験を次に活かすことが大切ということです。
失敗は、誰でもしたくないのですが、何かをしていれば、失敗することも当然あります。
でも、失敗だらけの人生を過ごしてきた私が思ったことですが、失敗って、自分の人生ですごく役に立ちますよ。
たとえば、サラリーマン時代に失敗しまくって得られたことは、今でも本当に役に立っていて、
「確認作業」をしっかりと行うことで、仕事でのミスはかなり少なくなりました。
また、失敗のパターン(忘れ物や物忘れなど)を覚えておくことで、同じ失敗だけでなく、似たようなことでも失敗しなくなるのですよね。
自分の経験だけでなく、他の人の経験からも学び、常に頭を使いながら生きていくことで、失敗することの幅が、どんどん狭くなっていきました。
そして、失敗をする幅を狭くしていくことで、大きな失敗をする可能性も、少なくなっていきます。
具体的に、大きな失敗というのは、「命に関わる失敗のこと」です。
命というのは、取り戻すことができません。
自分のミスで命を落としてしまったり、交通事故で被害者が命を落としてしまったら、取り返しのつかないことになってしまいます。
もちろん、交通事故などを、100%無くすということはできないのですが、自分の失敗や他の人の失敗を覚えておいて、
常に頭を使いながら生きてくことで、大きな失敗をしてしまう可能性も低くすることができるはずです。
小学生のときに、冬に自転車に乗っていて、地面が凍っているところがあり、「ここで急ブレーキをしたらどうなるんだろう?」と思い、
思いっきり急ブレーキをかけたら、そのまま滑ってブロック塀に激突した、、、という私の経験も、役に立っているのですよね。
バイクの運転や車の運転で、すごく気をつけるようになりましたからね(笑)
だから、小さな失敗というのは、大きな失敗をしないための「予行練習」だと思えば良いと思います。
失敗というのはネガティブなイメージはあるのですが、失敗をしたら、反省して次に活かすことで、
自分自身がどんどんレベルアップしていきますよ。
世の中、すべて自分の思いどおりの結果になるとは限らない
あと、もう1つ知っておいていただきたいことは、
世の中の出来事が、すべて自分の思いどおりの結果になるとは限らない、ということです。
「自分の思いどおりの結果にならない=失敗」と思う人がいるのですが、そんなに世の中、自分の思いどおりに進まないのですよね。。。
たとえば、高校や大学の受験で、志望校に落ちてしまったとします。
一般的には、「受験に落ちた=失敗」と言うのかもしれませんが、これはたた単に、
「現在の自分の実力が、合格するだけの点数に届かなかっただけ」ですよね。
世の中、自分の思いどおりの結果が出るとは限らないのですし、自分が一生懸命にやった結果なのですから、それは仕方がないことだと思います。
大切なことは、「一生懸命に頑張ってきたという過程」であり、もし、自分の思いどおりの結果にならなかったら、
悪かったところ(たとえば普段の生活スタイルや勉強のやり方など)を反省をして、次につなげていくということです。
「志望校に行きたかった」という気持ちは、もちろん分かるのですが、、、それよりも、一生懸命に頑張ったという過程と、
悪かったことは反省して次に活かしていくことの方が、人生において大きなプラスになりますよ。
また、就職した会社が、「ブラック企業だった」ということもあるかもしれませんが、
これも失敗ではなく、「就職した会社が、たまたまブラック企業だっただけ」ですよね。
一生懸命に就職活動をして、自分が選んだ会社であれば、それは仕方がないことだと思います。
大切なことは、一生懸命に頑張ってきたという過程と、今後どうすれば良いかを考えることです。
私も大学を卒業して、就職した会社も、ブラック企業とは言いませんけど、勤務時間は本当に長くて、
「できないヤツが悪い」という殺伐とした雰囲気がありました。
だから、周りには、「この会社に就職したことは失敗だった…」という人がたくさんいましたけど、私個人としては、
自分が大きくレベルアップできた場所になりましたし、得られたものがたくさんあったので、就職して良かったと思っています。
だから、「自分の思いどおりの結果にならなかった=失敗」なのではなく、悪かったところがあれば反省をして、
その経験を今後に活かしていけば良いだけですよね。
自分の考え方や生き方次第で、多くの人が「失敗」と言っていることも、失敗ではなくなるのですから、
ただの「結果」として、今後に活かしていけば良いだけですよ。
実際に、好きな人に告白をして、うまく行かなかったとしても、それは失敗ではなく、「うまく行かなかったという結果が出ただけ」ですよね。
世の中、そんなに自分の思いどおりの結果になるわけではないし、悪かったところは反省して、次につなげていけば良いだけです。
それよりも、「好きな人に告白しなかった」ということの方が、失敗だと思いますよ。
人生では、挑戦しなかったことに後悔するので、何も結果を得られなかった(うまく行ったかどうかも分からない)というのは、本当に失敗だと思います。
自分の思いどおりの結果にならなかったら、そのときは恥ずかしい思いをするのかもしれませんけど、そんなこと、誰も覚えていないんですよ。
多くの人が思っている失敗というのは、実際には失敗ではなく、「自分の思ったとおりにならなかったという結果が出ただけ」で、
ほとんどのことは、失敗ではないんじゃないかな、と思います。
「失敗するのが怖い」という気持ちは、よく分かりますけど、私が人生を振り返って分かったことは、
失敗は失敗ではなく、「自分の思ったとおりにならなかったという結果が出ただけ」です。
本当の失敗というのは、「何も結果が分からなかったこと(挑戦しなかったこと)」だと分かったので、ぜひ参考にしてくださいね。
「失敗が怖いあなたへ|一歩踏み出すための考え方」のまとめ
「失敗が怖いあなたへ|一歩踏み出すための考え方」のコンテンツはいかがでしたでしょうか?
誰でも、失敗はしたくないと思っています。
でも、人生でたくさんの失敗をしてきた私ですが、「失敗の痛みや辛さ」というのは、あまり覚えていないのですよね。
もちろん、サラリーマン時代に大規模なシステムを止めてしまった失敗は、今でもよく思い出しますけど、
あの経験は、私の人生において すごく役立っているので、たくさんの人に迷惑はかけましたけど、
自分自身は大きくレベルアップした出来事になりました。
だから、失敗というのは、そのときは辛くて 苦しくて 恥ずかしいし、お金や時間を損することもあるのですが、
人生をあとになって振り返ってみると、辛さや恥ずかしさなどは忘れていて、経験だけが残るのですよね。
このような経験は、自分の人生において、とても役立つものばかりなので、私は失敗というのは、そんなに悪いものではないと思っていますよ。
実際に、人が人生を終えるときに最も後悔することは、「挑戦しなかったこと」です。
挑戦をすると、失敗すること(思いどおりの結果にならないこと)もありますけど、それでも、自分の人生を振り返ると、
「挑戦して良かった!」となりますし、もし挑戦しなかったら、挑戦しなかったことに後悔してしまいます。
しかも、自分が失敗したことって、周りの人は知らないし、そもそも覚えてもいないんですよね。
大人になってから会う人は、私が失敗してきたことなんて知りませんし、もし小さいころの私を知っている人に会ったとしても、
意外とみんな、私の過去なんて覚えていないものです。
もし万が一、私の失敗を覚えている人がいたとしても、失敗を活かして自分が成長すれば、「変わったね!」と言われて、良く思われるだけです。
だから、失敗したときは、恥ずかしいし辛いけど、他人の失敗なんて みんなすぐに忘れますし、自分自身も忘れるので、
自分の経験として失敗を活かしていけば、「失敗はメリットしかないんじゃないかな」と思ってしまうくらいです。
もちろん、人の考え方は人それぞれですし、中には、「それでも失敗はしたくない!」という人もいると思います。
ただ、失敗した過去は みんな忘れますけど、失敗をした経験は自分の中で活きて、未来で使うことができますよ!
誰よりも失敗してきた私ですが、失敗というのは人生ですごく役に立ちましたし、これからも役に立っていくと思うので、
私の経験談ではありますけど、1つの考え方として、参考になることがあれば嬉しく思います。