はじめに
子どもが伸びる子育ての方法【4歳からの育て方】をお伝えします。
ただ、子どもの成長は、その子によって異なります。
そのため、ここでお伝えすることは、「4歳になったタイミングで、これを教えたほうが良い」ということではありません。
4歳くらいになると、子どもとの会話ができるので、「だいたい4歳くらいから、私はこのような子育てをしました」という、
1つの参考情報として、お伝えしているだけのものになります。
子どもの成長のスピードは、その子によって異なるので、「何歳からこれを教える」ということを決めることはできないのですが、
実際に行って、効果があった方法をまとめていますので、良かったら参考にしてくださいね!
子どもが伸びる子育ての方法
子育ての方法で、基本(ベース)になるものが、子どもが伸びる子育ての方法【0歳から3歳までの育て方】です。
そのため、4歳になってからも、子どもが伸びる子育ての方法【0歳から3歳までの育て方】は、もちろん継続して実施していきました。
⇒ 子どもが伸びる子育ての方法【0歳から3歳までの育て方】
たとえば、4歳になっても、「子どもが好きなこと」は変わりませんし、「自分で考えさせること」や「行動をさせてあげること」、
「自分のやるべきことをやらせること」などは、何歳になっても大切なことですよね。
子育てをする上で、人としての基本を作る上で、子どもが伸びる子育ての方法【0歳から3歳までの育て方】は、
とても大切なことだと思いますし、実際に、効果があった方法をお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
子どもの想いは「人気者になりたい!」
子どもは、楽しいことが好きですし、見られるのが好きです。
そして、褒められることも好きなんですよね。
だから、たとえば新しい水筒を買ってあげると、保育園に行ったときに、先生や友達に「見てー」っと言います。
そして、「いいなー」、「カッコいいねー!」と周りの子に言われると、子どもは喜ぶのですよね。
また、お友達とペアになるときに、「〇〇くんと一緒がいい!」っと、たくさんの友達に言われたら、その子は喜びます。
つまり、子どもの本心というのは、「人気者になりたい」ということなのだと思います。
もちろん、「私は人気者にならなくていい…」という子供も、いるのかもしれませんよ。
でも、周りの人から、「いいなー」、「カッコいいね!」、「〇〇くんと手をつなぎたい!」、「よく頑張ったね」と言われて、
悲しそうな顔をしている子どもは、今までに見たことがないのですよね。
実際に、うちの子も、「人気者になりたい!」と言っていました。
子どもが、4歳2ヵ月のときに、保育園で人の顔を書こうとすると、「お芋になっちゃう」と言っていて、
「〇〇ちゃんは絵が上手に書けるから人気者。私は人気者じゃない!!」と言って、すごく悲しそうでした。
子どもがみんな、「私は人気者になりたい!」と、言葉で言うわけではありません。
でも、子どもの本心というのは、「人気者になりたい」なのだと思います。
少なくとも、私の子どもの望みは、「人気者になりたい」だったので、親である私も、子どもが人気者になるために必要なことを、伝えていくようにしました。
人気者になる方法は、人ができないことができるようになること
人が人気者になる方法は、「人ができないことができるようになること」です。
たとえば、「人よりも顔が良い」や「人よりも性格が良い(面白い)」、「人よりもスポーツができる」や「人よりも勉強ができる」などですね。
「人ができない何か」を持っていると、その人は、人気者になります。
ただ、子どもの顔と性格については、親としてはやることがありません。(親が変えるものではありません)
そこで、親ができることは、子どもの「運動神経を良くすること」と「頭を良くすること」だと思いました。
実際に、子どものころに、運動ができる(お遊戯会で上手に踊れたり、運動会で一位になる)と、人気者になりますよね?
そのために、私がやったことは、子どもが伸びる子育ての方法【0歳から3歳までの育て方】 でお伝えしたとおり、
とにかく外に出て、一緒に遊ぶということです。
人の脳と神経は、五感で感じさせてあげることで、どんどん良くなっていくからです。
特に、裸足で外で遊ぶことは、とても効果があったと思います。
なお、「頭を良くする」ということについては、引きこもって勉強をさせることは、逆効果かもしれません。
それよりも、脳と神経を良くするために、やはり、いろいろなことを五感で感じさせてあげることが、小さい子どもにとっては必要なことなのだと思います。
家で勉強をしていても、五感で感じられる情報が少ないですからね。
人の体は、神経で張り巡らされています。
そして、人の神経の発達は、5歳くらいまでに、だいたい80%が完成すると言われていますし、脳の発達も、3歳くらいまでに約80%が完成します。
だから、運動ができるようになることと、頭が良くなるという2つのことができるようになるためには、
子どもが小さいころに、外でたくさん遊ばせることが一番良いということです。
子どもが望んでいた、「人気者になりたい」という想いを叶えるために、「親に何ができるのか?」と考えた結果、
私は、脳と神経の性能を良くすることを行っていきました。
子どもの可能性をつぶすことをしないこと
子どもには、無限の可能性があります。
たとえば、40歳のおじさんが、「将来プロ野球選手になりたい!」という夢を持ったとしても、その夢を叶えることは難しいです。
でも、子どもであれば、「将来プロ野球選手になりたい!」という夢も、そのあとの頑張り次第で、叶えられる可能性はあります。
そこで、子どもの可能性を親がつぶさないために、私は次のことを気をつけました。
良かったら、参考にしていただけたらと思います。
子どもに無理やり何かをやらせない
子どもを、「将来プロサッカー選手にしたい」、「有名なプロスポーツ選手にしたい」と思っている親も、いると思います。
ただ、スポーツ選手というのは、とても華やかに見えるかもしれませんが、、、本当に痛い(怪我をして痛い)ですよ。
スポーツ選手ほど、怪我(痛み)と戦う仕事は、あまりないと思いますし、いつも良いパフォーマンスでいられるものではなく、
スランプもありますし、精神的なストレスもあります。
もし、親が、自分の子どもを「スポーツ選手にしたい」と思うのであれば、相当な痛みを子どもに与えることになる、
ということを、知っておいた方が良いかもしれません。
ただ、そうは言っても、スポーツ選手は、他の仕事では得られないもの(憧れや栄光や感動)があることも事実です。
そのため、子どもが本気で、「将来、プロスポーツ選手になりたい!」と言っているのであれば、親としては、応援してあげたいですよね。
でも、もし親の希望で、子どもをプロスポーツ選手にしたいというのであれば、それは、子どもの人生を親が使うようなものです。
うまく行く例もあるのかもしれませんが、、、子どもに無理やり何かをやらせても、そもそも上手にならないのですよね。
私も、子どもには運動神経が良くなってもらいたかったので、2歳4ヵ月のときに、体操教室に通わせました。
でも、子どもが「行きたくない」と言ったので、2ヶ月ですぐに止めました。
子どもが小さいときに、無理に何かをやらせても、うまくならないし、子どものためにもならないので、
子どもが小さいときは、好きなことをやらせると方が良いと思いました。
「子は親の鏡」という言葉もありますけど、子どもが優秀であれば、親の株が上がります。
でも、子どもの人生は親のものではないのですし、子どもも、自分の人生を自分のものとして楽しみたいと思っているので、
子どもが「やりたい」と言っていないのに、無理に何かをやらせることは、しない方が良いかもしれません。
親の言葉が「真実」だと思ってしまう
子どもは、多くのことや社会を知らないので、一番身近にいる「親」の言葉が、真実だと思ってしまいます。
そのため、もし親が、子どもに対して、「お前はダメな人間」、「あの子はもっとできる」、「バカなの?」、
「うちの子は人見知り」、「頭が悪い」、「情けない」、「どうしてできなんだ」というような否定する言葉を使ったら、
子どもはそれが真実として、受け止めてしまうのですよね。
子どもには、無限の可能性があるにもかかわらず、親が、「お前じゃできない」と、可能性を閉ざすような言葉を言ったら、
子どもは、そのとおりに思ってしまう(そのとおりになってしまう)ということです。
私がそうだったのですが、小さいころに親から言われた言葉は、心の中に、ずっと突き刺さります。
そして、その言葉は、大人になっても、ずっと刺さり続けて抜けないのですよね。
「お前は嘘つき。信用できない。情けない。だらしがない。怠け者。根性がない。バカ。のろま。気持ち悪い。弱虫。泣き虫。何度言ってもできない。口だけ。そんな子に育てた覚えはない。どうしようもないやつだ。お前には無理だ。お前にできるわけがない。見込みがない。お前はダメなんだ。」 |
このような親の言葉は、自分の長所や短所が分からない子どもにとっては、一生忘れない言葉になります。
それだけ、小さな子どもにとっては、親の言葉は極めて重いので、子どもの可能性をつぶすような言葉は、使わないようにしましょう。
親の言葉は、子どもにとっては、まさに「言霊(言われた言葉が現実になる)」です。
親と子どもは別の人間である
親と子どもは、血はつながっていますが、別の人間です。
そのため、親ができたからといって、子どももできるとは限りませんし、もし親が昔、勉強ができなかったとしても、子どももできないわけではないのです。
だから、親は、「俺が勉強ができなかったから、お前もできなくて仕方ないよね」や「俺の子だから、運動ができないのは当然だよね」など、
子どもの可能性をつぶしてしまうようなことは、絶対に言わないようにしましょう。
親と子どもは別の人間ですし、このようなことを言われたら、子どもは、「パパの子だから、できるようにならないんだ」と、諦めてしまうからです。
子どもは、親から言われた言葉を、そのまま信じてしまいますし、その言葉は現実になってしまいます。
親が「勉強はつまらない」と言ってしまうと、子どもも、「勉強はつまらない」と思ってしまうので、
親が勉強ができなかったとしても、子どもに対して、「できない」とは言わないようにしましょう。
「できなくても良い」とは言わない
「できないこと」は、悪いことではありません。
まして、子どもは知識も経験もありませんし、自分の体を、自分の思いどおりに動かすこともできません。
そのため、「できないこと」は当然なのですが、、、ただ、「できないままで満足してしまうこと」は、よくないですよね。
まして、日本は資本主義の国であり、根本原理が競争です。
そのため、社会の仕組みとして、できないと損をすることが多いですし、人よりもできた方が良いことはたくさんあります。
だから親は、「できなくても良い」とは言わないようにした方が良いですし、できるようになるために、一緒にチャレンジしていくことが大切ですよね。
もちろん、子どもであるため、「やりたくない」や「できない」と言うことも当然ありますけど、
そういうときは無理にやらせないで、「じゃあまた、できるように頑張っていこうね」と伝えることが大切なのだと思います。
子どもの話をまず受け止める
子育てはとても大変で、余裕もありません。
また、何度言っても、子どもは同じことをやる場合があります。
そのため、子どもの話を聞く前に、親は、怒ってしまうものですが、、、「まずは子どもの話を聞く」ということも、大切ですよね。
子どもの話を聞いて、理解してあげると、子どもの心も軽くなるからです。
なお、親である私も、分かってはいるけど、なかなかできていないので、反省しなければいけないのですが、、、
「子どもの話をまず聞いて、受け止めてあげる」ということは、常に気をつけるようにはしています。
親が怒ったときに、子どもが黙ってしまうのは、子どもは自分の考えを伝えたら、
全否定されるか、もしくは嫌われると思って言うことができないそうです。
親が強いと、子どもはつぶれてしまうものなので、「子どもの話を聞く」ということは、大切なことなのだと思います。
頭を使って集中しているときは、止めさせない
パズルやブロック遊びなど、子どもが頭を使いながら、集中して行っているときは、基本的に止めさせるべきではありません。
子どもにとっては、「自分で最後までできた」という経験と達成感が大切であり、将来にプラス(集中してできる子)になる可能性が高いためです。
ただ、私も分かってはいるのですが、、、ご飯や寝る時間になると、どうしても自分の時間が優先されてしまうので、止めさせてしまうことがあるのですけどね。。。
ここが難しいところですが、ただ、子どもが頭を使って集中しているときは、基本的には止めさせないということは、心がけるようにはしています。
そして、子どもができたら、たくさん褒めてあげるようにしています。
たとえば、子どもの5歳の誕生日に、3×3マスの「スライドパズル」をプレゼントしました。
子どもは、集中してやっていて、「キセキがおきた!」と、私のところにキレイにそろったスライドパズルを持ってきたのですよね。
そのときは、ものすごく褒めましたよ。
「集中してやって、できて、それを褒めてもらえる」という流れは、子育てでとても大切なことになり、「達成する喜び」を心で感じてもらうことができるからです。
そうすると、子どもはまた「少し難しいこと」にチャレンジするようになって、どんどん成長していきます。
なお、頭を使っていないもの(テレビやYoutube など)は、いくら集中していたとしても、ご飯や寝る時間になったら、すぐに止めさせるようにしていました。
テレビやYoutube は楽しいだけであり、もっとやるべきことが他にあるためです。
もちろん、テレビをすぐに消したり、スマホを取り上げると、子どもは当然 反発します。
このようなときは、「もうすぐ終わりだよー」や「よし終わるよ!」など、少しずつ事前に伝えていくと、けっこううまく止めさせることができますよ!
4歳になってから教えたこと
子どもが4歳くらいになると、会話もできるようになりますし、「自分で考えること」もできるようになってきます。
そのため、子どもが4歳くらいになったタイミングで、私が子どもに教えたことを、お伝えします。
もちろん中には、「伝えてはいるけど、まだ全然理解できない…」というものもありましたよ。
でも、4歳くらいから、「このようなことを少しずつ伝えていった」ということを、良かったら参考にしてくださいね。
「なぜ命が大切なのか」ということ
命の大切さは、4歳くらいから伝えました。
命が大切な理由は、「取り戻すことができなから」です。
生き物が死んだら、もう生き返らせることはできませんし、時間を戻すこと(元の状態に戻すこと)もできません。
だから、「車には気をつけること(駐車場で飛び出さない など)」は、本当に何度も伝えましたよ。
また、お餅の食べ方(よく噛んで食べる+もし喉につまったら手で取る)や、水の怖さ(お風呂やプールで溺れないこと)も伝えましたし、
階段には気をつけることや、火や山の怖さも伝えました。
なお、伝え方としては、「死んだらパパとママともう二度と会えなくなるんだよ。だから、絶対に死んじゃいけないから、車にはとにかく気をつけろ」という感じです。
「飛び出さない、交差点は特に気をつけろ、車の近くで遊ばない(駐車場など)」をただ伝えるだけでなく、
「死んだら、もう生き返ることができないから、気をつけること」という形で、気をつける理由も一緒に伝えていました。
命については、飼っていた犬が死んでしまったときに、子どもは身近なこと(死んだらもう会えなくなる)として、
理解できたように見えましたが、、、、特に、「車には気をつけること」は、何度も伝えていきました。
自分の身は自分で守ること
自分の身は自分で守ることも、4歳くらいから伝えました。
「親がいつも守ってあげられるわけじゃないんだよ。だって一緒にいないときもあるでしょ?だから、自分の身は自分で守ること」という形ですね。
「エレベーターのドアに手を挟まれないようにすること」や、「歯ブラシをくわえて歩かない」など、危なっかしいことを見たときは、
その場では伝えますけど、結局は、子ども自身が頭を使って、危険を回避することが必要です。
親が、いつも子どもを見ていられるわけではありませんし、ほんの少し目を離したときに、事故に会うこともありますからね。
だから、子ども自身で考えながら生きてもらえるように、「自分の身は自分で守るように、考えること」を、子どもに伝えるようにしていました。
あとは、「何かあったらすぐに逃げること」も、伝えましたよ。
「火事のときはすぐに逃げること」、「変な人がいて 危ないと思ったら、すぐに逃げること」、
「海の近くにいて地震が起きたら、すぐに高いところに逃げること」などです。
子どもが、自分の身は自分で守るために、何かあったらすぐに逃げることは、生きていくために必要なことだと思います。
ルールを守ること
社会で生きていくためには、「ルールを守ること」が必要です。
特に、日本人は真面目でモラルがあるので、「ルールを守ること」は、日本では特に大切なことになります。
具体的に伝えていることは、「交通ルール」です。
「赤信号は止まること」や「歩くときは歩道を歩くこと」は、大切な交通ルールになりますし、「みんなルールを守って生きているんだよ」ということを伝えています。
ただ、子どもに「ルール」と言っても、少し難しかったみたいなので、言い方を変えて、「決まりごと」という形で伝えていました。
保育園で、地震があったときの「決まりごと」があるので、その決まりごとをちゃんと守るように伝えていましたし、
外から帰ったら手を洗うことも、大切な「決まりごと」ですよね。
小さいうちから、このような「決まりごと」を、しっかりと守ることを伝えました。
ただ、世の中には、「正解が分からないこともある」ということも、伝えていましたよ。
将来のことは誰にも分からないので、「正解が分からないものもあるから、その都度、頭を使って考えていくことが大切なんだよ」と伝えています。
人気者になる方法
人気者になる方法は、「人ができないことができるようになること」です。
そこで、小さいころに最も発達する脳と神経の性能を良くするために、外に出て、たくさん遊ぶようにしていました。
ただ、4歳になると、言葉が分かるようになるので、「人気者になる方法」を、子どもに伝えましたよ。
「人ができないことができるようになると人気者になれるから、できることをどんどん増やしていこうね」という感じです。
子どもができたことを見つけてあげて、褒めてあげると、子どもから、「またできることが1つ増えた!」と言うようになります。
そして、「今までできなかったことが、できるようになることの楽しさ」が、子ども自身も分かるようになり、
「人にできないことができると、人気者になるし、たくさんの人が喜んでくれるんだよ。だから人生は楽しいんだよ」と、
子どもに伝えるようにしていました。
そのためには、いろいろなことにチャレンジすることが必要だし、何よりも、「頭を使って考えながら行うこと」が大切になるので、
「どうやったらうまくできると思う?」というような言葉は、親である私も、口癖のように言っていた気がします。
歯磨きをすること
大人になった私が後悔していることの1つに、「歯磨きをしっかりとしなかった(虫歯が多かった)」ことがあります。
虫歯になり、歯を削ってしまうと、歯はもとに戻りませんし、痛みとお金と時間が無駄にかかります。
虫歯になることほど、無駄で得るものがなく、しかも取り返しがつかないこと(もとの状態に戻らない)は、他にはほとんどないと思います。
私は、子どものときによく虫歯になっていたことを、とても後悔しているので、、、この経験を、子どもに伝えるようにしていました。
特に、私の銀歯が取れたときに、歯に穴を空いているのを見せて、「こうなるから、歯はちゃんと磨いた方が良いよ」と伝えたら、それから歯磨きを進んでするようになりましたよ。
歯磨きというのは、毎日の積み重ねであり、一度悪くなったら(虫歯になって歯を削ったら)、元の状態に戻りません。
歯磨きは、「毎日の積み重ねが大切」ということと、「取り返しのつかないことをしない」という、
人生において大切なことを2つも学べるので、歯磨きをしっかりとすることも、本当によく伝えていました。
楽しいことだけをやりすぎないこと
4歳になると、スマホを一人で上手に使いこなします。
Youtube のアプリをクリックして、Youtube を立ち上げて、自分で見たい動画を指で「シュシュ」っと選んで、見ています。
そして、Youtube の動画が楽しいらしく、放っておくと、ずーっと見ているのですよね。
ただ、「楽しいのは分かるけど、楽しいことだけをやりすぎないこと」ということは、伝えていました。
ゲームやYoutube が楽しいのは当然(なぜなら作っている人が、楽しんでもらうために作っているから)なのですが、
「自分のやるべきこと」をやっていくことが、大切だからです。
だから、楽しいことをやっても良いのですが、「やりすぎない」ということは、よく伝えていましたし、
やりすぎないように、短い時間で止めさせるようにしていました。
テレビゲームも、4歳になるとできるようになり、指を動かすということは神経の発達に良いため、
テレビゲームも子どもの成長につながる、1つの良いアイテムです。
また、テレビゲームをしながら、「どうやったら敵を倒せるか考えながらやるんだよ」という形で、
考えさせながらゲームをやらせることで、脳の発達にもつながります。
ただ、1つのことだけをやるのではなく、いろいろなことをやることが子どもにとっては大切ですし、
何よりも、自分のやるべきことをやることが大切なので、テレビゲームも短い時間だけ、やるようにしていましたよ。
「楽しいことだけをやりすぎないこと」を、小さいころに教えておかないと、子どもが大きくなったときに、
親の目が届かない隙にゲームをやり続けてしまうので、「やってもいいけど、やりすぎない」ということを、よく伝えていました。
今の時代は、スマホがあるので、「楽しいことだけをやりすぎないこと」を小さいころから教えることは、とても大切な子育てのポイントだと思います。
子どもが疑問に思ったことはすべて教える
子どもは、分からないことがたくさんあります。
そのため、「これ何?」や「これどういう意味?」という形で、いろいろなことに疑問を持って、聞いてきます。
そのようなときは、難しいことであっても説明をするようにしていました。
たとえば、テレビでアニメなどを見ていると、「ご覧のスポンサーでお送りしました」と放送されるときがありますよね。
そして、子どもに「スポンサーって何?」と聞かれたときは、「テレビ番組を作るために、いろいろな会社がお金を出してくれるんだよ。
そのお金を出してくれる人たちのことを、スポンサーって言うんだよ」と答えました。
少し難しいことですが、子どもが理解できる・理解できないにかかわらず、子どもが疑問に思ったことには、すべて答えるようにしていましたよ。
ちなみに、「虹はどうしてできるの?」というように、私も分からなかった質問に対しては、一緒に調べるようにしていました。
そして、「太陽の光が空気中の水滴で屈折されることで、光が分解されて七色になる」と分かったら、一応、それを伝えて、
ようするに、「雨が降ったあとに晴れると、虹ができることがあるよ!」と伝えていました。
私がもっと、分かりやすく伝えることができれば良いのですが、、、もし、「そんなことは覚えなくて良い。まだ早い」と言ってしまうと、
子どもは疑問を持たなくなったり、学ぶ意欲がなくなってしまう可能性があります。
だから、子どもが疑問に思ったことは、たとえ難しいことだったとしても、親である私も頑張って答えるようにしていました。
できる限り、子どもと一緒にいること
子どもが産まれてくることが分かったとき、私は、
「産まれてくる子は、私みたいな失敗した人生を送ってもらいたくない。楽しい人生を過ごしてもらいたい」と思いました。
そこで、「どのような子育てをすることが、子どもにとって一番良いのか」ということを調べた結果、
「小さいころに最も発達する脳と神経の性能を良くするために、外に出てたくさん遊ぶことが大切」ということが分かりました。
ただ、子どもにとって良いことは分かったのですが、子どもと一緒に外でたくさん遊ぶためには、その時間を確保することが必要です。
普段、仕事をしているパパにとっては、子どもと一緒にいる時間を作ることは、とても難しいことになります。
そこで、私は自営業だったこともあり、自分の仕事を見直すことから始めました。
具体的には、「従業員を雇わないで、1人で仕事をしていく」と決めましたし、事務所も持たない(家で仕事をする)ようにしました。
また、月次課金の仕組みを作ることで、毎月安定してお金が入ってくる仕組みも作りました。
子どもと一緒にいることができる時間を確保するために、私の仕事を見直すことで、子どもと一緒にいる時間を作ったという形です。
あと、私が人間的に未熟なせいで、嫁さんとは、よくケンカしました。
離婚届は、3回くらい書きましたし(そして3回、紙をやぶりました笑)、お互い「言ってはいけない言葉」も、たくさん言ったと思います。
離婚しようと思ったことは、本当に数えきれないくらいありましたが、それでも、子どもと一緒にいるために我慢もしましたし、
自分の性格で悪いところ(すぐに口答えすること+プライドがあるところ)は、直していきました。
嫁さんとうまく生活していくためには、「文句に対して口答えしない」+「すぐに謝る」+「つまらないプライドを捨てる」という
3つのことが必要ということは分かっていたのですが、、、自分の性格を変えることが、一番難しかったですね。
でも、嫁さんと離婚しなかったから、子どもと一緒にいることができました。
そして、最後に大切なことは、「パパとママは絶対に死んではいけない」ということです。
以前、パパが亡くなってしまった家庭で、6歳の娘が、出棺前のパパに「パパ大好きー」と泣きながら抱きついている姿を見たことがあります。
その姿を見て、「親が死んでしまうと、子どもにここまで辛い思いをさせてしまうんだ…」ということを、自分と重ね合わせて感じましたし、本当に辛かったです。
人生、何があるか分かりませんし、事故にあうこともあります。
私一人の人生であれば、そもそも失敗だった人生であるため、そこまで「生きたい」と思ったことはなかったのですが、
子どもができて、「何がなんでも死ねない」と思うようになったのですよね。
子どもの成長を見ていたいし、何よりも、パパ(ママ)が死ぬことで、子どもに本当に辛い思いをさせるからです。
子どもに、辛い想いをさせるわけにはいかないので、「絶対に死んではいけない」と強く思うようになりました。
子どもと一緒にいるために、子どもを悲しませないために、子どもを人生のために、
「パパとママは絶対に死んではいけない」ということも、本当に大切な、親がやるべきことの1つだと思っています。
4歳からの子育てのまとめ
子どもが4歳になると、会話もかなりできるようになり、自分のことを自分でできるようになります。
もちろん、子どもの成長のスピードは、その子によって異なりますけど、私は4歳というのが、子育てを変えるタイミングになったと思います。
それは、「子育て」というよりも、自分の子を1人の人間として、自分と対等な人として接していく、ということです。
自分の身は自分で守れるように、「頭を使って危険を回避すること」を伝えていきましたし、
楽しいことだけをやりすぎるのではなく、「自分のやるべきことをまずやる」ということも伝えていきました。
そして、子どもが疑問に思ったことや分からないことがあったら、「子どもに教える」という意識ではなく、
大人に伝えることと同じように、簡単か難しいかは関係なく、子どもに教えていきました。
もちろん、伝えても、分かっていないことはたくさんありましたよ。
たとえば、人の神経についての話は、5歳くらいで教えたのですが、難しかったらしく、よく分かっていないようでした。(私の説明も下手でした)
でも、そのようなときは、無理に教えるのではなく、ただ伝えるだけで良いと思っていました。
何度か伝えていれば、もう少し大きくなったときに、自然に理解できると思ったからです。
結局、子育ての目的は、子どもに「自立してもらうこと」です。
人生を長く生きていれば、悩んだり困ったりすることなどはたくさんあるため、その都度、
自分で考えて、自分で判断をして、自分で行動できる力が必要になります。
でも、考えることをしないで、自分の好きなこと(楽しいこと)だけをやっていたら、子どもが大きくなったときに、
親の目が届かない時間で、スマホや漫画やゲームばかりをしてしまうかもしれません。
さらに、日本は資本主義の国であり、競争によって、社会が成り立っています。
だから、人よりもできた方が得をすることが多いのは事実ですし、人よりもできると、子どもが望んでいる「人気者」になれるのですよね。
子どもには、楽しい人生を送ってもらいたいし、子どもが将来、本当にやりたいことが見つかったときに、人よりもできるようになってほしいと思いました。
そのために、「頭を使って考えることの大切さ」や「成長することの楽しさ」を伝えていきましたし、
自分が成長することで、たくさんの人が喜んでくれて、人気者になれるということも伝えていったということです。
最後に、子どもの成長のスピードは、その子によって異なりますし、性格も人それぞれで違います。
また、仕事の関係で、子どもとなかなか一緒にいることができない親も、たくさんいると思います。
だから、それぞれの家庭で、「その家庭にあった子育てのやり方」を、見つけていくことが大切なのだと思います。
少なくとも、子育ての大変さは、子育てを実際に経験した私はよく分かっているつもりなので、、、自分の家庭にあったやり方を、見つけていくことが大切ですよね。
子育てには正解がないことが難しいところなのですが、私が実際に行った子育ての方法をお伝えしましたので、
少しでも参考になったり、役に立つことがあれば、嬉しく思います。